2005年、世界で最も売れたアルバム。何もない荒野が世界の全てで、そこに置き去りにされたような静けさと孤独を感じる。
ピアノ一本で弾き語る。ジャズかと思わせたらまったく違う、枠外の音楽。クセ?毒?このノスタルジーはなんだろう。
新人とは思えぬ衝撃をもたらした一枚。叫びと囁きが混ざり合ったような疾走感はこれからどこを貫くのか。
カナダ出身の女性5人組バンド。ギターロックで、一曲目から軽快に突っ走る。素直にカッコイイ、オルガン演奏も。
第一印象は「衝撃」。マフィア抗争のクライマックスのような、とても緊張感のある印象を受けた。ロックである音楽である、そういうことがどうでもよくなる。ただただ、感情を激しく揺さぶる。
これ、音楽の域、超えていないか?一曲ではなく一枚でひとつの物語であろう。断片的には理解ができない。いや、理解というものを求めてはいけない、曲があって歌がある、ではなくて、そういう音楽という概念は存在しない、何かを飛び越えた、何かだ。
アルバムの楽曲はライブで解体・再構築されその時々のエモーションで劇的に変化して生まれ変わる。通常のライブ版だと思って聴くと心臓を抉られたような苦しみを覚えます。
このシングル一枚のみで嵐のような存在感を強引に植えつけられるだろう。強すぎる。怖い。
平均年齢17歳の小僧ども!「トランポリンで飛び跳ねたり、ふざけてケンカしたりするのが好き」と答えるように、まんま若さが溢れて飛び交う!
ストイックな小技を効かせたポップだろうか、新人でありながらその風格は漂う。変態的で美しいとはこのことを言うのだろう。
これを認める世界がすごい。まだまだ日本には少ない耳を持っているんだと改めて思わされる。バンド名もジャケットの感じも音を表現しているかのよう。病み付きになる、全てが無意味に思えてくる。
82歳の爺様が奏でるジャズ・ピアノで7人の若手ヴォーカリストたちが歌う。やはりピアノが絶妙な最大の魅力になっている。長い年月を掛けて磨き抜かれた技術が偽りではないことを十二分に証明している。
病的?歌い方や詩がとても面白い。ずっと聴いていると緑の粘着物を吐き出したくなってくる。バタリアンに出てきた黄土色の死体が床に転がっていると雰囲気がとっても出るというか。